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パート・アルバイトの雇用について ( 2011.06.01 )
B社様は、事業拡大に伴いパートやアルバイトの雇用を検討されていました。しかし、正社員との明確な違いがよく分からないので不安を感じていらっしゃいました。そこで、非正規社員を雇用する際に確認しておくべきポイントをご案内差し上げました。
チェック・ポイント1
「パート・アルバイトだから」と、社会・労働保険に加入していない従業員はいませんか?
雇用保険は週20時間以上労働、6ヶ月以上の雇用見込み。社会保険は正社員のおおむね4分の3以上の時間かつ日数働いていれば、たとえ本人が「入りたくない」といっても強制加入です。
チェック・ポイント2
《パートタイム労働法》により、事業主は全てのパートタイム労働者を対象に通常の労働者への転換を推進するため、正社員を募集する場合にその募集内容をすでに雇っているパートタイム労働者に周知する等の措置を講じなければなりません。義務です。また、パート社員の働き方を改善すると支給される助成金があります。
チェック・ポイント3
「健康診断は正社員だけで良い」ではありません。《労働安全衛生法》により、常時使用する短時間労働者に対し雇い入れ時、及び1年以内ごとに1回、定期的に健康診断を行う必要があります。「短時間労働者」とは、下記(1)かつ(2)に当てはまる従業員です。
- 期間の定めのない労働契約により使用される者。
(契約期間が1年以上の者や契約更新が予定される者も含まれます) - 同種の業務に従事する通常の労働者の一週間の所定労働時間数の4分の3以上である者
チェック・ポイント4
労働契約書を渡していますか?
労働条件、賃金等について取り決めたら、正社員だけでなく、パート・アルバイトにも書面で労働契約書を渡しましょう。口頭だけでは後々のトラブルにつながりかねません。契約期間の定めがある場合は、更新に関する条項も記載することが重要です。
各法律には色々な定めや罰則規定があります。すべてをきちんと遵守している事業所・園は少ないのが現状です。しかし、ひとつづつでも経営者側が改善の姿勢をみせれば、パート・アルバイトのみならず正社員のモラルも予想以上にあがることは多々あり、検討する価値はあるのではないでしょうか?
他社、他園との差別化は従業員の質が大きく関与していると感じませんか?
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